ドラマスペシャル 『酒の国』

放映時期:2003年4月9日〜5月29日(全16回) 毎週水木 夜9:55〜

演出:イ・ジンソク/脚本:チョン・ソンジュ

出演:キム・ジェウォン、キム・ミンジョン、イ・ドンウク、チェ・カンヒ、
     パク・インファン、キル・ヨンウ、パク・ビョンフン、イ・ジョンギル、
    チョ・ヒョンギ、キム・スンミン、キム・ハヨン、キム・キュチョル  
 

Characters】

     ソ・ジュン/キム・ジェウォン
新世代経営者。セワングループ理事。家が苦しい時、誠実で正直な父らのすべての美徳がおかしく感じられ反抗しながらも、ソニに対する愛情、本来の情緒や正義感などは曲がらなかった。父ら(チョンオン、テガン)が長い間苦難のあげく伝統酒開発に成功し、高校卒業後に日本の有名な酒類会社の経営方式を学ぶ予定であったが、ソニの父が突然亡くなり、ソニの意志に叶うために結婚を急く途中、その死が自分の父が独断的に推進してきた合併のショックによるものだったことに絶望する。さらに父はソニの父が成し遂げたすべての業績もすべて横取りした。まさに自分が愛する女性の敵になってしまう

     イ・ソニ/キム・ミンジョン
父と祖父らが作る真面目な酒、そしてジュンを愛する自称"希望"中毒者。全てのものを肯定的に見つめていかなる状況が差しせまってきてもそこで希望の糸口を見出す彼女は本当に誰が見ても愛する人物。常に顔に笑みがこぼれる。他の人々がそんなに幸せだと思わないことが、彼女は全て。特に周りの小さなことで幸福を感じることができる。彼女の日差しのようなほほ笑みはどんな相手も無力化させる。だが父の死は彼女が持つ愛と希望を憎しみと執着に変えてしまう。父チョンオンが伝統酒開発に成功し、ジュンと共に愛を育んでいる間テガンの背信でチョンオンが死に、一瞬にして人生が変わる
      ソン・エリョン/チェ・カンヒ
セワングループソン会長の娘でドイルの妹。ソニとジュンの仲を知りながらも、内心ジュンに興味ひかれる。周囲には名門家の息子が多いが、ただ一人の女性だけを愛する男にさらに引かれる。勤勉で、愛も情熱的にしようという彼女の考えにジュンの姿があう。自身の気持ちを正確に表現する長所があり、また信念が確かで自分がしようとする仕事に対して推進力も強い方。誰かに頼ったり世話にならないという新世代的な考え方の持ち主で父の背後が好きであるよりは若干足手まといと感じる。自らの能力で広報室長に昇格しながら、フェアプレイでジュンの心を奪おうと確かめようとする
      ソン・ドイル/イ・ドンウク
ソン会長の息子。セワングループ、カメルロッチェの社長。有能だが冷徹。ジュンとはすべての面で対照的。最上の環境に生まれ、最上の教育を受けて育った。松露を引受後、テガンと共に大衆的な伝統酒で伝統酒市場を掌握後、巨大な洋酒市場に手をつける。ジュンが留学から戻り、伝統酒部門を任せるがジュンの脱権威的方式を軽蔑する。さらに妹エリョンがジュンに特別な感情を感じ、ソン会長もやはりジュンを新任するため、ジュンを会社から追い出す工夫をする。ジュンに嫉妬と同時に真の勝負欲に火がつくようになる。そのジュンの初恋であるソニに愛を感じるが・・・

   イ・ジンピョン/パク・インファン
ソニの祖父。匠の精神を透徹した酒造技術者。バカ正直で無愛想だが孫娘ソニを格別に愛する。12才の時から醸造場で手伝いをしながら酒を作って今に至る。貧困から抜け出せず生きてきてチョンオン、テガンと共に開発した酒が成功を収め、ある程度安定した生活をするようになる。だがそれも少しの間。息子チョンオンが突然死んで、息子を先立たせた年寄りだということを胸に秘め、テガンを絶対に許せない

     ソン・ヒソン/イ・ジョンギル
セワングループ会長で豪放で事業家的洞察力がある。ジュンに好感と期待を持っている。セワンは彼の先貸で創業した酒精工場が希薄式焼酎時代を迎え急成長。焼酎、ビールなどの大衆酒で酒類市場を席巻し今は系列会社をいくつも率いる大企業。伝統酒市場は潜在力がありながら総合酒類会社としての企業イメージ向上のため松露と合併。テガンとドイルに任せて推移を見守っているところ。息子ドイルと娘エリョンがふたりとも事業に興味を見せ非常に満足しているがドイルの行き過ぎた勝負欲がいつも心配

   イ・チョンオン/パク・ビョンフン
ソニの父。一生伝統酒研究の道を歩いてきた。金には関心がなく、ただ良い酒を作ることだけが目標。人をよく信じ、親切で明るく親しい性格。友人であるテガンに経営を任せて自身は研究にだけ専念している間、テガンが自分を裏切りセワングループとの合併を告げると、ショックで心臓麻痺で倒れて亡くなる

        ソ・テガン/キル・ヨンウ
ジュンの父。殉国酒造の営業担当をし、ジンピョンを父のようにチョンオンとは兄弟のように、同苦同楽してきたが、会社をさらに拡大する欲から総合酒類会社セワンの合併提案を受け入れ、結局チョンオンを見捨てる結果に。チョンオンの死にも動揺することなく事業感覚を機敏に発揮し、セワングループの副会長になるが、息子ジュンがソン会長に認められると、グループで自身の地位を固めるためにジュンがソン会長の娘エリョンと結婚することを希望する。しかし結局ドイルと対立するようになり、過去になくした友人チョンオンを思い出し同じ目にあう

       ジェ・ボク/チョ・ヒョンギ
高級ワインバーの首席ウェイター。幼い時からバーで仕事を始めて、一生ウェイターで通し、苦労の末に高級ワインバーのウェイターになった人物。自負心が強く、あたかも自身が大統領府で大統領に仕える人であるように感じる。プライドも強く、学がないことを独学で克服したが限界があることが時々目立つ

    オ・ヘラン/キョン・インソン
ジュンの母。本来は素朴な人柄だが、夫テガンが富を得ると人が変わる。自分が上流層に仲間入りしたと思い、ジュンとソニが変わりなく会っていることを少しずつ知る。身分に合った家柄と姻戚を結びたいが、そのような時にチョンオンの死でソニとジュンが別れて、ソン会長の娘エリョンがジュンに関心を見せることを、内心歓迎する。

   キル・ス/キム・キュチョル
ソニとジュンの高校の生物教師で微生物専門家。微生物に対しては専門家であらゆる種類のカビを研究してきた。すべての原理原則通りにことを処理しようとする傾向があるが心の一方では暖かい気持ちを持っている人間味あふれる人物。ソニの難しい事情を知って乱後物心両面でソンヒを支援して励まし、良い酒を作るのに一役買う人物

    ソ・ヨン/キム・ハヨン
ジュンの妹。幼い時の苦労をすべて忘れ、ソニと共に過ごした日はできるなら憶えていたくない。母ヘランにせがみ海外ブランドを買い入れ容貌を習慣的に成形をするなど見た目にこだわるが、実は兄ジュンのように至上な愛をくれる男性に出会いたい。質が悪いオレンジ族にかかり、大恥をかいて精神的にも激しい傷を受け、ジュンがあらゆる事すべて捨ててソニの元へゆくのを見て、ソニに対する旧情を思い出し、同時に以前にソニを姉のように慕った時期の可愛い姿をとりもどす



Episode about "Suru Nara"】


The concept of a drama】
多くの人々が酒を愛して、楽しむという。
だが、どのようにして?
『酒の国』の中で青春真っ只中の彼らの酒好きはこうだ。酒を相手にふんだんに(飲んで)ふらふらしない。楽しむものの尊重する。
彼らにとって酒は
香り一杯の友達と同時に情熱を盛ってもたらされただからだ。
年間1兆5千億の大韓民国洋酒市場、年間3千億ウォンの伝統酒市場。
これは、これ以上避けられない勝負の世界だ。
現酒類界を率いていく西洋酒と伝統酒、そして彼らの企業理念。
酒というものは単なる商品だけでなく、その国の文化を代表することといえる。
日本酒(サケ)は米酒の単一品種であるにもかかわらず、数百種類の商標があってそれぞれの特色を自慢の種とする。
その反面、韓国伝統酒は多様な種類にもかかわらず、まだ体系的に開発や広報がされておらず、色々な他の酒に比べて競争力が落ちていることが現実だ。
このドラマの主人公らは伝統酒の開発過程でまさにその点で自尊心が傷つけられる。

彼らを通して、酒に対する他の観点の愛情を見せることにより社会で酒が担う準機能を再確認することを質として、
文化的アイデンティティーを追求する彼らの姿を、健康に美しく描こうと思う。
若さは仕事、愛と友情の中で、そのどれをもあきらめることはできない。傷つき、またそして尊い。
執念を抱いて没頭する中で咲いた感情は時に回り道をするようになるが、彼らがゆっくりと熱い青春の通過儀礼を経て、成熟する姿を通し、若さの大切さを呼び覚まそうとする。
そこに青春をかける若者達の情熱を通して見い出すことにしよう。
消え失せていく伝統酒をまた立て直そうとする青春と世界の酒愛好家たちの愛を受けるウィスキー。その深い香りを愛する青春。
酒という夢をかもすという共通点にもかかわらず、その対象がはっきりと違う彼ら。
すでに彼らの息づまる競争が始まっている。


Story】
2に進級した醸造場のジュンとソニ。
醸造場の運営は後まわしでただ、ただ、伝統酒の商品化研究に没頭している父たちのために経済事情は最悪で、ジュンとソニの毎日は疲れてだるい。ジュンは日増しに苦しくなり父たちに顔さえ向ければ血沸く青春が惜しくて、家の外では金儲けの工夫をするのだが、ソニまで酒作りの仕事に陥り、自分を後まわしにするからつまらない。
反面、ソニは父のまじめな努力がいつかは結実を見るだろうという希望を持ち、酒くさい、麹くさいにおいでいっぱいの醸造場で父たちを助けることは苦痛だとは思わない。
幼かった時に亡くなった母の代わりにジュンの母が暮らしの面倒を引き受けてくれ、ジュンの妹ヨンはソニには姉のように従う。お金がないだけでそれがすべてなのだ。
そんなある日、ジュンが友人(スンヒョンとヨンジェ)らと共に醸造場の酒をこっそりと盗み出し、安値で売ろうとすることがソニにばれ、計画は水泡と消え、その過程で精を込めて作ったお酒を台無しにしてしまう。真面目に良い酒だけを作っていたソニの祖父ジンピョンは一足遅れて酒に問題が発生したことを知り、配達した酒を全部回収し、廃棄処分にしようとする。ジュンの父テガンと母ヘランは今までの努力と金が惜しくて、安くても売ろう、とジンピョンを説得するが、ジンピョンはそんな酒は売ることができないと我を張る。ずっと、ジンピョンへの厚い意向を敬ってきたテガンだったが、今回だけは耐えきれずに不満を吐き出すが、酒をだめにした張本人が他でもない息子ジュンなのだ。
テガンはスコップを持ってジュンに飛びかかり、ソニはどうしていいか分からずに地団太を踏むが、ジュンは「もうこれ以上、このように小汚く生きられない」と言って酒甕を壊して家を出て行く。
このことで一家族のように過ごしてきたソニとジュンはお互いに気まずくなり、家出したジュンは高校生である身分を隠して、スンヒョンの叔父ジェボクが仕事をしているセワン直営メンバーシップクラブを訪ね、ウェイターとして仕事をするようになる。クラブでは今まで経験することが出来なかったうえに、階層の派手な生活の連中と接するようになったジュンはお金を儲けるべきだという考えがより一層切実になる。
セワンが醸造場から始まり、今日の巨大酒類会社として成功したという話をジェボクから聞いたジュンは自分の立場がより一層情けなくなる。そうこうするうちにジュンはセワングループのドイル、エリョン兄妹と会って、彼らとの意地悪な縁が始まる。
ソニはジュンから何日も便りがないので、ジュンを直接探しに出るがクラブではドイルとエリョン、友人らのパーティーの最中だ。ソニは沸き立つ雰囲気に真っ青になり、ホールをうろつきながらジュンを探すが、ジュンはソニを見ても知らないフリをする。腹が立ったソニはテーブルの上に上がり「高校生を雇っていいの?経営者出てきなさい!」と大声を張り上げ、ドイルは面白がりながらソニをからかう。ソンヒがからかわれる姿を見たジュンはドイルの顔を殴りつけ、パーティーに来たドイルの友人らにジュンはたっぷり殴られてジェボクの部屋に移される。
ソニはケガしたジュンを看護しながら、ジュンがいない間、孤独で怖かった自分を涙ながらに話しながら、ジュンにへの気持ちを下手なキスで慎ましく告白する。全身が空中分解されるように驚いたジュン。
愛の力は偉大だったのか!ソニの気持ちを確認できたことが嬉しいジュンは生活態度を改めて、父たちの仕事の手伝いをしながら熱心に生活する。すでにジュンも酒と麹の香りが好きになり始める。
一方、総合酒類会社であるセワングループのソン会長は伝統酒市場の可能性を見通して伝統酒市場に関心を持つ。ソニらが納品する韓定食屋の常連だったソン会長は殉国酒造の酒の味とジンピョンの匠の精神にほれて殉国酒造に支援を約束する。家族みんなが多くの期待に胸膨らんでいる時、ソニとジュンは自分らのためにセワンの支援を受けられないのはでないかと顔を合わせて心配し、交渉実務を引き受けて殉国酒造の工場に訪問してきたドイルと正面から鉢合わせするようになる。ジュンとソニは”酒造場の酒は自分らとは違う”と説明し、過ぎたことを揉み消してみようとするが、ドイルは冷ややかな話を投げて出て行く。事実、ドイルは父であるソン会長が伝統酒市場に関心を持つことが気に入らず、ソン会長はそのようなドイルの態度をよく思っていなかったのだ。
ジュンとソニは自分らのために殉国酒造に来たチャンスをのがせないと判断し、ドイルに許しを請うことにして、ジンピョンがソンヒのために使わずにとっておいた大事な焼酎を一本を持ってドイルを訪ねる。だが、ドイルはひざまずいて許しを乞うジュンとソニの頭にその酒をあびせながら、ふたりを侮辱する。ジュンはこれ以上耐えきれずにドイルに飛びかかり、あたり一面乱闘劇が繰り広げられる。この光景を見ていたエリョンは「兄のドイルと対抗するためにはまず実力と論理を兼ね備えなさい」と忠告する。このことで刺激を受けたジュンは日本の酒造技術学校に留学に行く決心をする。エリョンの言葉通り実力と論理をそろえて、再びソニがそのように侮辱されないようにすることを確かめ合う。
テガンは内心ジュンの留学決定を喜んで、ソニもやはりジュンが自分をおいて遠くへ行くということは残念ではあったがジュンの気持ちを理解して励ます。
一方、ドイルは殉国酒造を支援することよりは殉国酒造が開発中の生米発酵法だけをセワンに持ちこむ考えでひそかにテガンと接触する。初めは「家族のように過ごしてきた人々を裏切ることはできない」と断ったテガンだったが、ドイルの話にそそのかされてジンピョンとソニの父チョンオンに内緒で生米発酵法特許権をセワンに渡すことに決めるが・・・。
ジュンが出発する前、とうとう生米発酵法開発は成功を収めてソニとジュンはお互い抱きあって喜ぶ。
離別を前にしたある日、ジュンとソニはジンピョンが使わずにとっておいた酒を前にしてこの大切な酒の味を忘れないで生きていこうと、2人だけの大切な口約束式を持つ。
ジュンが日本に出発する日、テガンはチョンオンの研究日誌を秘密裏に持ち出そうとしたが、事がチョンオンに発覚し、チョンオンはテガンの背信に胸を押さえて倒れる。配達に行ってきたソニがこの光景を目撃してテガンの車を追いかけはねとばされて意識を失い、ジュンはこのような状況を知らないまま出国するようになる。チョンオンとソニはジンピョンによって病院に運ばれ、テガンは震える手でドイルに研究日誌を渡す。チョンオンはついに目覚めることなく亡くなり、チョンオンの葬儀後にソニは意識を回復する。テガンの背信を察していたジンピョンはソニさえ失いそうな恐れからソニとこっそりと病院を抜け出し、身を隠す。
一足遅れて便りを聞いたジュンは日本から戻り、狂ったようにソニを探し回るがソニは行方不明だ。そしてテガンからソニとジンピョンがチョンオンの死で受けたショックで全てのことを忘れるために離れていったということを伝え聞くようになるが・・・。
5
年後、セワン酒造は生米発酵法で伝統酒市場を掌握しており、その功労でテガンは専務に就任し、ジュンの家族は安定した生活をしている。
一方、ジュンは大人になって日本から戻るが、相変らずソニからは何の便りもない。セワンではテガンをはじめとするソン会長とドイル、エリョンがジュンを迎え、ソン会長はジュンが帰国前に日本から送ってきた伝統酒品評会に関する企画書に大きな関心を持ち、セワンで仕事をすることを薦めるが・・・。


Vod】

予告編Part1
予告編Part2
予告編Part3
Opening
第1話での主なシーン